toonice2011-11-17

文章を消しては書き、消して、、
1ヶ月経ちました。


唐突に企画をやります。
2ヶ月くらい前に、
スカート澤部くんのライブが秋葉原にある3331でやるということで観に行ったら、
会場の雰囲気にビビビって来てしまって、
ここで何かやれないかな?と思って、
主催のDISK UNIONの金野さんに相談したら、
「やる?」と言われて、
すぐにモーリスに電話して「イベントやりましょう。」
と言って実現したのがこのイベント。
その時に、なぜか聴いた事もないモーリスのギターインストが頭の中に流れていた。


特に考えたのは、音楽が鳴る場所について…
バンドのファンの子たちは好きなバンドがどこでやろうと観に行くと思うんだけど、
チケットを握りしめて鼻息荒くして一直線にライブハウスに向かうような心理ではなくて、
何がやってるのかも分からないでフラっと観に来て、凄いものを目の当たりにする方が、
嬉しいというか、心地よい孤独さなんじゃないかと思う。
ライブハウスで徒党を組む安心感なんかいらない。
今回のタイトルも「Mr.Anymore」はそういった心地よい孤独さが溢れれば良いなと思って、付けました。


数年前に、世田谷文学館久世光彦の展示の企画で
浜田真理子さんのミニライブを観る機会があって、
純粋に浜田さんだけを観に来た人なんて全体の1割くらいだったけど、、
久世光彦の展示を観に来て、
ただただフラっときた人が椅子に座り、浜田さんの歌に引き込まれていく様子は
凄かった。この幸福感は目的を持ったら味わえるものじゃない。
この昼間の世田谷文学館という場所で浜田真理子さんの歌でなければ、
起こりえない瞬間だったと思う。


こういったイベントになれば良いな…
映像を作っている自分がやる意義があるような…



今回の出演者は特に仲の良い友達ばかりなんだけど、
特にceroの高城くんだけ若くて付き合いが浅いんだけど、
彼の才能に本当に度肝を抜かされっぱなしなので、
この素晴らしさをモーリスや高本っちゃんにもしってもらいたいし、
CBMDやYSIGのお客さんにも知ってもらいたいと思うのです。

その逆も然りなんだけど、



モーリスのインストギターのソロは聴いたことないんだけど、(東京初)
長年の付き合いの中でのソロの構想の話を聞いている限り絶対格好いい。
DEKITSでの12弦ギターの爪弾きは本当に胸を抉る…



高本っちゃんの弾き語りは何度も何度も観てるけど、
いつでもまた観たいと思わせるエバーグリーンな素晴らしさと、
ただ良い曲を歌えば良い、という音楽の原点を感じさせてくれる素晴らしいミュージシャン。


高城くんは、
この前日芸の芸祭での鴨田潤の弾き語りで1曲イルさんとデュエットする曲があったんだけど、バンドではなく、弾き語りという音数が少ない中で聴いた高城くんのうたは妙に艶っぽく普遍的な魅力を持っていてさらに興味を持ちました。
バンドだけ聴いていたら発見出来なかった。


僕らは音楽だけに興味があって人生が形成されてる訳じゃないんだよね。
勿論音楽は最重要であるんだけど、
とそんな意味を込めてのイベントを明日やります…



このブログ見てる人ってのも限られてると思いますが、是非来て下さい。


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2011.11.18(Fri)

「 Mr. Anymore Vol.01 」

at 3331 Arts Chiyoda
http://www.3331.jp/access/

OPEN / START
19:00 / 19:30

TICKET
\1,500(1drink込み)

act

吉澤成友 (YOUR SONG IS GOOD)
高城晶平 (cero)
高本和英 (COMEBACK MY DAUGHTERS)

info
[電話]03-6803-2441 3331アーツチヨダ
http://www.3331.jp/
[メール]awata@16beats.jp


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他人と繋がる何かを初めてしたいと思ったのが、
大学3年くらいの時かな、
当時の仲間がこぞってバンドをやり始めたり、
DJをやり始めたり、ラップし始めたり、
自分もその渦の中にいたけど、どうも馴染めずというか度胸がなく、
特に何にも手を付けない日々を送っていて、
尚かつ、美大にいたけれど評価されるものも、自分が納得出来るものも出来ず、
分かり易く鬱屈していた所を、鬱屈仲間が重い腰を上げて、
ファンジンを作ろうとしていたので、仲間に入れて貰った。

このファンジンがTOONICEというファンジンで
YOUR SONG IS GOODのオルガン/リーダーのジュンくん(JxJx)個人を
1番早く超ロングインタビューをしたというのもこぼれ話の一つとして憶えといて下さい。


なんやかんやダラダラ作っている時に、
誰かが当時通っていた武蔵野美術大学の芸祭でライブイベントをやらないかと言い出して、皆で企画したのが、初企画の「TOONICE GIG」
ムサビで一番大きな講堂を使って、PAから照明まで、
全部自分たちの力で作り上げたんだけど、
出演料なんて考え方なんかなく、出演者の皆さんあの頃は本当に失礼しました。

しかし、芸祭というお祭り騒ぎのなかでも、
ピーズの「実験4号」って曲の
「半端な笑顔でこっちだけ見ていた。賑やかなラストにわざと一人」
って歌詞があるんだけど、
正にそんな仲間ばかりだったので、青春の思い出なんかは特になく、
ただただ好きなバンドを呼んで、イベントをしたいって気持ちだけで、
出来あがったファンジンも¥0、イベントの入場料は¥500…

2002年の「TOONICE GIG」の出演者は、
当時の友達のバンドプラス

BORIS
Twinkle
Struggle for pride
Nine Days Wonder
YOUR SONG IS GOOD


今考えたらゾっとする。
どうか今回のイベントが良いものになりますように…



半端ない誤字脱字…