6月19日(水)

今日から2日サッカーはお休み。
そんな中、渋谷へヤングデイズノーリターン。馬鹿日本サポーター、いやただ暴れたい地方ヤンキー根性丸出しの騒いでる奴らの事を考えると渋谷なんか行きたくねえです。

そんな訳で本日の1本。
「女学生の友」監督、篠原哲雄、原作は柳美里
BS-iで放送していたのを先週の深夜民放で再放送してました。
この篠原哲雄という監督は簡単に言えば、良質のJポップのような映画を撮る人物なのだが、(代表作は月とキャベツ東京マリーゴールド、秘密、など)この作品群を見れば分かると思うが広末、田中麗奈、真田真垂美、といった旬のアイドルが登場する映画を毎回撮るのだ。しかしただのアイドル映画ではなくって、きっちりと素材を活かしつつ、原作の内容を損なわず、クオリティーの高い作品に仕上げる人物だ。そう昔の大林宣彦がそうだったように、そのスピリットを受け継ぐ唯一の現代映画監督です。そんな訳で今回は前田亜希主演。文句のない育ち方をした数少ないチャイドルの1人。コギャル?の中にいながら友人との距離を感じながらも、友情を損なわない不幸な女子高生の役だった。内容は中々死ねない老人、山崎努とこの前田亜希の交流の中で一旦バラバラになった(精神的に)終わった筈の家族の再生のドラマのように感じたのだが、再生なんかする事はなく、家族は、ただ幻のようにそこにある存在だとこの主演の二人は気付いていた。この点は本当に良かった。しかし友情だとか、そういう感情が劇中で強くなっていってしまい、ただ老人と女子高校生の、援助交際などを交えた現代ドラマに陥ってしまっていたところが残念だったけど、最後まで楽しんで観る事ができた。
前田亜希は本当にいい成長をしたと思う。姉の前田愛より断然妹を僕は押します。そしてこのドラマには野村裕香も出演していました。黒沢優が結婚してしまった今、僕は前田亜希を応援していきたいと思う。

そんな訳で、「女学生の友」監督:篠原哲雄