レオス・カラックスの「ポンヌフの恋人」「汚れた血」を
思い返したように見る。
昔の佐々木敦の評論が素晴らしかったからだ。
「あなたを想い続けることには、もう疲れた…」
絶対に一緒になることは出来ないが離れらることは出来ないラブストーリー。
悲劇ではあるが、幸福になれなくても、2人一緒に少しでも居れるなら、
それでいいじゃないか、と思う。

最近購入した阿部和重の「シンセミア」が凄く面白い。
大竹伸朗の「ネオンと絵具箱」も凄くおもしろい。
この人の文章は立ち止まってウジウジ考えている自分をバッサリ斬ってくれて
尚かつ、少しだけ背中をいつも押してくれる暖かさをいつも感じる。
佐賀の松本君の話と高野長英の話がおもしろかった。