11月24日(日)

日曜なのに9時起きでう。
その訳はゼアイズ(There is a light that never goes out)のスタジオライブが阿佐ヶ谷で11時スタートだからである。僕は遅刻するヤツが大嫌いなのだが、それよりも待たせるより待たされる方が良い、なんて言うヤツは大嫌いです。今日はTOONICEのジャンボくんと待ち合わせだったのですが、時間通り。イイヤツだなあ〜。

そんな訳でスタジオに到着。
ゼアイズの音楽について思うことを。
時代を射止めた音、それ以外に言葉が見つからない。これは近年のノイローゼエモキッズが支配するバンドシーンのブームとは全く関係のない"時代"である。エモなんて言葉はおかしいでしょ、絶対。しかし流行り、ではもうないのかな。まあ、こういったブーム?の中で良い音、良い環境を築いていく事は困難である。その中でも良識と才能をもったバンドは回りの喧噪など完全に関係なく、どんどん研ぎ醒まされ、洗練されていく。60年代後半にジャックスの早川義雄や水橋春夫は空っぽな世界の中で孤独に気付き、孤独を受け入れてしまった。それでも歌い、生きていく事で、ある時代の音を掴んだのだと考える。現代は状況が違えど、ゼアイズにも多少同じ事が言えるのではないか?逃げ道も回り道も抜け道もない空っぽな世界で独りぼっちで歌う事、(ここではバンドを独りと呼ぼう)を容認してしまい、受け入れてしまった事。それが如何に空虚で馬鹿らしくあれども、彼等、否、彼は君を信じている、そして君も彼を信じている。君は僕だったり、君だったり、時代だったり、とこのような一方的な孤独の思い、契約が彼のライブの中で交わされ、甘ったれた感情などが入り込む余地のない強固な絆となる。これが孤独な時代に愛された?(表現が悪い)という事。かれらはこれからも淡々と歌い続けるだろう。しばらく目の前から見えなくなっても。


今日の曲  There is a light that never goes out 「ハレル」