7月15日(月)

ユリイカ高野文子特集を読む。
僕は高野文子の漫画と一緒に土の中で腐りたい、と思うくらい彼女の漫画が大好きです。大友克広との対談では高野文子はまるで子供のよう。彼女の人となりが分かる興味深い対談でした。漫画家などは顔が露出されないので、何処かミステリアスというか、作品の中から、その作者の表情などを想像するしかない。僕の想像がどうだったなんて事はさておき、次の構想は?と大友克広に尋ねられると、もう漫画は無理ですよ。と、中原昌也が文学に対して言うように嘘ぶいてみせる。作品から感じられる物わかりが決して良くない感じ(悪意)は、この対談をよんで解決しました。POP GROUPのように精神性としてのパンク魂を感じるし、Jellyrole Rockheadsの『Intense and mild』
(過激にして愛嬌あり)僕はこの言葉が大好きなのだが、高野文子の漫画も正にこの言葉の通り。

最近批評というか、物事に対する判断がうまく出来なくなってきて、何を書いてるのか良くわからんのですよ。特にこういう、感想だとかの文章はあと2ヵ月は駄目でしょう。そんな訳で今回のユリイカはどんな文学を読むよりも楽しむ事ができました。

Jellyrole Rockheads 『Road toruin』