7月1日(月)

僕は梅雨の時期の気候が一番大好きでして、
何故かというと、視界が凄く良いから、自然の色を改めて再認識させてくれる、ような気がするのです。電車の中から見る風景がいちいち画になる。そしてあの紫がかった灰色は溜め息つく程、感動させてくれる。スコットランドなどは毎日天気が悪いから、あのように自然と調和する景色を生み出せるんじゃあないか、と思う。晴天はつまらないですよ。タルコフスキーアンゲロプロス、あのガンモだって曇りばっかりだった。
とにかく曇り空は芸術家を育てる、そう思います。憂鬱の色は梅雨色だと。
このまま夏が来なければいいのに。

本日の映画;「霧の中の風景」 テオ アンゲロプロス