4月27日(土)

ハードコアパンクというか、オルタナグランジなど音楽やっている人間をみて、
あんなにダメな生活していてもこんなにいい音楽を作っているんだからダメでいいんだ。と思う若いロッカーに多いこの思想には腹が立って仕方がない。ダメな生活をしているからではなく、その土壌には駄目に成らざるをえない状況があるのだから、彼らも駄目になりたくてなった訳ではない。ただ雰囲気だけでその駄目さを肯定する人間にはいいものを作っていく事はおろか、ただ何もないゼロの人間になっていくだけだ。向上心ばかりあって、上がってこうぜ。っていう言葉を口に揃えるレゲエやヒップホップの人間にも疑問を感じる。駄目なものの美学なんて僕らみたいな真人間には通用しない。
駄目な自分が好きだとか言う人間なんか死んでしまえばいい。どんなに駄目な生活をしようと、文句の言えないものを次々と作る人間に僕は憧れる。この日本で駄目な人間に憧れて駄目な生活を送ろうとしている人間なんて小さいもので、その内真っ当な生活に戻るのがオチだ。そういったダメな人間の音楽を知る事ができる中流層なんか所詮はアメリカの郊外に憧れたってどうする事もできないじゃないか。アメリカのsomething wiardの映画みたいな駄目っぷりは日本では存在しないです。