3月22日(金)

卒業しました。
この場を借りてTOONICE結成に至る昔話でもしようか、と思う。折角大学に入っても何も楽しい事もなく、誰と話しても大しておもしろい話も出来なく、本当に腐っていた。美大に入ったという事もあって、エキサイティングな日々を予想していたのだが、
そう彼等との出会いがなかったら、これを読む皆さんとも出会う事もなかったし、グレイトな音楽と出会う事もない。ただの映画、アイドルオタクとかしていたと思う。
大学2年(この時僕は短大の2年だったが)、学校の中では話題のMIMIBという連中がいまして、そこに僕とオギーくん以外は在籍していて、このMIMIBという奴等は全員が何らかのスペシャリストであり、すかしたフリーペーパー「…ボーイズム」をつくるその名の通りスカしたクリエイター集団のような奴等で僕は大嫌いだった。でも楽しそうで女のモてそうなのでいつも嫉妬で気が狂いそうだったのも確か。その頃BORISのフライヤーを何処かに貼っていたら、2xくんが話してきてくれて、ONOFFやMASONNAの話で盛り上がったと思う。僕はノイズとプログレしか聞かなかったので未だ彼等を信用する事ができなかった。その後ちょくちょくと話すようになり、ソヴィエトスニーカーなんてイカしたバンドを彼等がやっていたのもこの頃だ。そしてTHIS HEATやクリスチャンマークレイなどの話で完全に打ち解けたと思う。そして2xくんと初めて行ったライブがクリスチャンマークレイという非常にスノッブな内容だった。なんで音楽の趣味が合うというのは非常に友達になりやすいものなのか?ただ毎日が楽しければいいというものをつくる人間に於いて最低のモチベーションの人間か、はたまたは前衛というものを勘違いしたスカシた技術ゼロの奴等、もしくは知っている作家がホンマタカシや奈良よしともしかいないという脳ミソなしの馬鹿。何故かここに書いたやつがモテる。こんなヤツらの集まりが今の美大の現状だ。ここ数年の記憶は殆ど彼等とのものによる。そして数々のフリーペーパー、作品を皆経て、ハードコアが好きなメンバーが集まって出来上がったのがTOONICEです。上には書かなかったがジャンボとは同じ学部で、彼が1つ上。目付きが悪かったので、いつか絶対ケンカすると思ってた位ふてぶてしい態度だったのは懐かしい。VOIDは出会った時から変態だった。
非常にまとまりがない、個人的な、美しさの欠片もない文になってしまったのを許して下さい。そしてこれからもよろしくTOONICEクルー。